富士通子会社、カナダのＩＴコンサル買収

　富士通コンサルティングのエグゼクティブ・バイス・プレジデント 兼 ケベック地域担当 ゼネラル・マネジャー Andre Pouliotは今回の買収に関して、「同社は、特に地籍管理、土地権利登録、市のインフラ管理など、地理情報科学や土地管理分野でのIT需要の高まりに応え、サービスの質を向上させてきた」「また、これらのサービスを富士通コンサルティングが提供するシステムインテグレーションやアプリケーション開発などによってバックアップしていく」と語る。

　一方、インテレック ジェオマティックス社のプレジデント Serge Kena-Cohen氏は、今回の買収について、「富士通グループに参加できて光栄だ」と語る。

　富士通コンサルティングとインテレック ジェオマティックス社は、この数年、ケベックなどカナダ国内において、数々の地理情報科学および土地管理に関連するプロジェクトに取り組んできた。両社は、市がインフラを管理するための富士通コンサルティング業界初のソフトウェア「GOcity」の導入などにおいて、地理情報科学や土地管理に関するプロジェクトを共に運営した。また、両社は、ケベック州のウェブサイト「GeoQuebec」を通じて、ケベック州の土地管理に関連するノウハウを広める取り組みも行なっており、結果として、モロッコ、アルゼンチン、コロンビア、ペルー、ベネズエラなどで土地管理関連プロジェクトが実施されている。