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  • 東大とトレンドマイクロ、「Webリンクの構造解析」を共同研究し、分析結果発表

  • 2008/01/28 掲載

東大とトレンドマイクロ、「Webリンクの構造解析」を共同研究し、分析結果発表

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東京大学とトレンドマイクロは、情報セキュリティ分野で、東京大学の有する学術研究能力とトレンドマイクロの有するデータ・ノウハウを融合し、産学で連携した取り組みを進めていくことを発表した。
 東京大学とトレンドマイクロは、情報セキュリティ分野で、東京大学の有する学術研究能力とトレンドマイクロの有するデータ・ノウハウを融合し、産学で連携した取り組みを進めていくことを発表した。

 今回の連携における共同研究の第1弾として2007年6月から2008年1月にかけて進めている「Webリンクの構造解析」の成果の一部を発表した。

 第1弾の共同研究「Webリンクの構造解析」は、今日のインターネットにおける「Webからの脅威」を理解する新たな知見と対策技術の向上を目的に、カテゴリ分類されたトレンドマイクロのURLデータベースを利用し、東京大学大学院の情報理工学系研究科講師の増田直紀氏と経済学研究科21世紀COEものづくり経営研究センター特任准教授の安田雪氏が解析を行う取り組み。

 1200万以上のWebサイトをカテゴリ分類したデータを対象に、各種可視化ツールでの解析を行った。分析結果として、相互リンクの密度はアダルトサイトが最も強いことが確認された。また、Webサイトは悪性コンテンツと隣り合わせであること、すなわち、安全なカテゴリのページからであってもリンクをたどることによって、有害サイトに到達する可能性が高まることが判明した。例えばアダルトサイトに到達する率は、安全なカテゴリから出発し平均で0.27%(出発点から1ジャンプ先)から2.69%(2ジャンプ先から3ジャンプ先)まで上昇した。さらに、アダルトサイト内で930ドメインが全て相互リンクする集合も発見された。

 今後トレンドマイクロと東京大学は、今回で明らかになったWebリンクの構造を元に、さらに大規模なデータ収集による解析、情報学ならびに社会科学の知見を活かした研究を進めていく。

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