- 2008/01/25 掲載
【データセンター市場調査】二極化進むデータセンター市場
こういった背景より、企業によるデータセンターの利用は拡大していくとIDCでは予測。2011年には、市場規模が1兆1045億円に達すると見込んでいる。
昨今の市場概況は、2006年に、自社で所有しているサーバを外部データセンターに設置するコロケーションサービスが成長。2007年はこれに加え、データセンター事業者が提供するサーバを利用するホスティングサービスが拡大した。要因としては、企業内のさまざまな業務に対応できる高性能サーバを安価に利用できるサービスが提供され始めたことから、企業にとってホスティング活用のメリットが向上したことが挙げられる。
今後のデータセンターサービス市場では、標準メニュー化された安価なサービスと、高度なカスタマイズ要件に対応する高付加価値サービスへと、2極化する可能性が高くなっているとIDCでは見込む。「データセンター事業者は、標準サービスの市場と高付加価値サービスの市場との間のダイナミックスを見極め、それぞれの市場に適した戦略を策定・実行していくことが重要になる」と、IDC Japan ITサービス リサーチマネージャー 伊藤未明氏は分析している。
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図:国内データセンターサービス市場 セグメント別投資額2007年~2011年
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