- 2008/01/24 掲載
F5、「ファイル/ストレージ仮想化で増え続けるデータに対応を」
長崎忠雄代表取締役社長は、企業のストレージとデータ保存について、「現在、多くの企業では、業務に使用するファイルが増大している。一方、日本版SOX法の制定により、データを長期保存する必要性も高まっている。これにより、ストレージ/ファイルサーバの容量が肥大化し、運用管理にもコストがかかっているのが現状」と説明する。
これらの課題を解決するのが、「ファイル/ストレージ仮想化」だという。この技術は、複数のストレージ/ファイルサーバを1つの論理的なストレージ・プールとして取り扱うことで、物理的な環境に依存しない柔軟なファイルアクセスや保管を実現するもの。ユーザ/アプリケーションと物理的なファイルストレージ間が固定接続している場合に比べて、拡張や変更が容易な点が特徴となる。
同社のファイルストレージ仮想化製品「Acopia ARX」シリーズでは、ポリシーを設定することで、ファイルの新しさや種類、サイズなどの項目に応じてファイルが自動的に階層間を移動する。すなわち、ビジネスの価値に応じたファイルの自動階層付けが可能になり、あまり使われていないデータであれば、精度の低いストレージに、重要なデータであれば、精度が高いストレージに移動させるなどの設定も可能になる。書き込みが行われず重要でないと判断されたデータが移動しても、再度書き込まれた場合、上位の階層に戻る機能も備えている。
データソリューション事業部マーケティング担当シニアディレクターカービー ウォズウォース氏は、導入の効果として、スムーズなデータ移行、効率的なリソース活用、ストレージコストの削減などを挙げた。
Acopia ARXシリーズは12月にすでに販売開始されており、価格は660万円から。
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