- 2008/01/08 掲載
日立、東京大学が国内最大のスーパーコンピュータシステム導入
東京大学情報基盤センターは、全国共同利用施設であり、オープンソフトウェアとの親和性が高いLinuxプラットフォームを提供、科学技術分野で多くの優れた研究成果が得られることを期待されている。今回、日立のシステムが評価されたのは、システムのオープン性、カガク技術計算処理における高性能、省スペース性だという。
このシステムは、1ノードにクアッドコアAMD Opteronプロセッサー(2.3GHz)を4個搭載、2Uサイズのコンパクトな筐体にプロセッサーやメモリなど高密度に実装したノード952個を、高速多段クロスバネットワークで接続し、単位面積あたりの性能3,738GFLOPS/m2を実現する省スペースな高性能スーパーコンピュータシステムである。
同システムに対して、東京大学情報基盤センター石川裕氏は、「このシステムの特徴を活かして、今まで当センターのユーザーではなかったPCクラスタユーザーや100TFLOPS規模の大規模シミュレーションを動かしたいユーザーに使って頂き、ペタスケール時代に向けた利用拡大に努めていきます」「また、T2Kオープンスパコン仕様に基づくクラスタが、企業の計算センターや研究室レベルでも使われていくことを期待しています」と語る。
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