Ｆ5、TMOS技術に対応したWAN高速化製品の新バージョン発売

　F5ネットワークスは、同社独自技術TMOSアーキテクチャに対応したWAN高速化製品の新バージョン「WANJet5.0」を販売する。価格は79万円。

　「WANJet」は、WANを経由して利用されるアプリケーションに対して、LANと同じようなパフォーマンスを提供するWAN（広域通信網）最適化アプライアンス。今回、新バージョンでは同社独自技術TMOS（トラフィック管理オペレーティングシステム）アーキテクチャと統合が可能になった。これにより、共通基盤としてのOSをもつことになり、ユーザー企業の求めに応じたモジュール化した製品を低コストで統合していくことが可能になる。

　また、業界初のオープンなアプリケーションプログラムインタフェース（API）である「iControl」にも対応している。

　今回リリースされた最新バージョン5.0ソフトウェアの提供に伴い、TMOS対応版となるWANJetハードウェアプラットフォーム「WANJet 300」を販売開始し、支社間、データセンター間での最適化ニーズにこたえていく。

　Product Marketing Manager Nigel Baker氏は、「今回の新バージョンで、TMOSと統合が実現したことにより広範なアプリケーション・デリバリ・ネットワーキング（ADN）ソリューションと連携がはかれるようになった意義は大きい」と説明した。