Five Forceや競合商品分析を自動で行うNECの新技術 発表

　NECは4日、RSSやWebページを定期的に巡回し、企業情報や商品の特徴を抽出することで経営環境を見える化するソフトウェア技術「RSS/Webを活用した経営環境分析技術」を開発したと発表した。

　同技術は、企業が配信するRSSやニュースリリース、商品情報などのWebページから表現の尺度が揃った中間データを生成し、業界構造や競合商品の分析を自動で行う。企業間の関係や新商品の動向など経営環境を見える化する。

　業界構造分析では、形式の異なる情報を統合するアルゴリズムや過去の企業活動の分析結果も加味して評価するアルゴリズムにより、材料や完成した商品のサプライヤーと消費者の関係を判定する。ファイブフォース分析を定期的に行うことで、商品やサービスに関連する競合関係、自社のポジションを明確にできるとしている。

　また、競合商品の比較分析では、概要、特徴などのキーワードやWebページ間の関係から商品ページを特定するアルゴリズム、「高解像度」「最薄」などのキーワードから機能の類似性を算出するアルゴリズムにより、複数のWebページにまたがる商品情報や異なった表現の商品説明から商品間の特徴の差異を明確にする。