- 2007/09/04 掲載
丸紅、DALの「ACMS E2X」導入でシームレスな連携とデータ連携の一元管理を実現
そこで、EDIサーバ再構築プロジェクトでは、まずデータがどう流れているのか現状を把握した。そして、さまざまなデータ変換パターンを洗い出し、送信元、受信先という明快な形に整理した上で、EDI機能とEAI機能を1つの製品でカバーする「ACMS E2X」により、60台以上で構成される36の業務システムをシームレスに連携した。
「ACMS E2X」はJavaベースで動作するため、連携対象システムのプラットフォームの違いを吸収できる。非常に効率的に連携することができた。従って、従来システム間連携のために各サーバに個別に導入していた伝送ツールが不要になり、かつ保守費用が大幅に削減され、旧システムの2分の1以下になったという。
業務効率に関しては、社内・社外すべてのデータ伝送を一元管理できることから管理効率が向上し、データ伝送状況を、送信先の状況まで含めて詳細かつ確実に確認できるようになった。また、各システムに配布するマスタデータをバッチでまとめて送るのではなく、必要に応じてタイムリーに更新できるなど、システム連携のリアルタイム性を高めることができた。さらに、伝送スピードも飛躍的に向上し、旧システムでは40~50分かかっていた処理が、わずか数分に短縮された。これにより、万一障害が発生した場合でも余裕を持って対処できる。「社内システムもシームレスに連携可能な『ACMS E2X』により環境を全面的に刷新したことで、今後に向けた新たなシステム基盤を確立することができました」と隅倉氏は語る。
また、EDIとEAIの両機能を別々の製品で構築する場合に比べて、「ACMS E2X」は低コストで安定的な環境を実現でき、データ種は約3000ファイル、通常日一日あたりに交換されるデータは約1600ファイル/2.8GBにも達する丸紅全社で行われる膨大な処理を確実に処理しているという。
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