百五銀行、「BankVision」稼動でお客様満足度向上を狙う

　百五銀行（三重県)は8日、日本ユニシスと共同開発した勘定系システム「BankVision」を稼動したと発表した。これにより、より付加価値の高い、お客様に最適な新サービスを迅速に提供することが可能になるという。

　「BankVision」は、百五銀行の業務ノウハウとS-BITSコンソーシアムで研究した機能要件をベースに、日本ユニシスの技術やノウハウを融合し、マイクロソフトのWindows ServerとSQL Serverを基盤にした世界初のフルバンキングシステム。また、オブジェクト開発手法とサービス指向アーキテクチャ（SOA）を採用して構築したコンポーネントベースの最先端銀行勘定系システムである。従来、汎用機でしか実現できなかった、瞬時の切替処理を始めとする堅牢な障害対策と「24時間365日ノンストップ稼働」をオープン機で実現しているという。

　「BankVision」は、5月6日にATMサービスを開始、5月7日には全店、全業務へのサービスを開始した。今後は、ATM取引時間帯の拡大、休日窓口営業の実施など、地域のお客様に提供するサービスや商品を充実し、金融制度の変更やビジネスモデルの変革に柔軟に対応していくという。