- 2007/04/23 掲載
三菱電機とKDDI、協業で企業向け先進モバイルオフィス環境の構築を促進
企業は、音声通話とデータ通信を無線LANシステムに統合し、コスト削減、業務改善を実現できるネットワーク構成へのニーズを強く持っている。しかし、無線LANシステムは、同一周波数による電波干渉を回避するための基地局設定作業の煩わしさや、端末数の増加に伴い音声品質が劣化するなど課題もあった。
今回の協業では、こういった課題に対して解決を図ることを目指す。両社が提供する企業向けモバイルソリューションは、顧客のワークスタイルや業務プロセスの改善を支援していくという。
KDDIは、昨年7月よりau初の無線LAN対応の携帯電話を提供している。「E02SA」は、社内では無線LAN対応のVoIP内線電話として、外出時には携帯電話として利用できる。また、KDDIが採用している携帯電話用アプリケーションプラットフォーム「BREWR」により、アプリケーションの柔軟なカスタマイズができるため、企業のニーズに合わせたアプリケーションを自由に開発することができ、「E02SA」1台で、通話のみならず、アプリケーション連携による、業務効率化にも貢献する。
三菱電機は、さまざまな無線システムの開発と製品化を通して培った技術により、隣接基地局相互の電波干渉問題を解決し、音声品質と信頼性を向上させた「デュアルバンド対応無線LANシステム」として、「無線LAN基地局」と「Cプレーンワイヤレスコントローラ」を、2006年11月から販売してきた。
今後、両社は、協業パートナーとして、それぞれの製品を組み合わせたモバイルソリューションを提供していくという。
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