- 2007/03/05 掲載
インテルと吉本興業など、コンテンツ有料配信事業でコラボ
インテル、フェイス(京都・京都市)、吉本興業(大阪・大阪市)の3社は、共同でパソコンと携帯電話を融合させた新しいコンテンツ配信プラットフォームの提供を通じて、有料コンテンツの配信サービスを行うと発表した。
第一弾として、フェイスが開発した権利認証技術「Near Field Right Management™」を利用する。この技術を利用し携帯電話とパソコンの連携によるコンテンツ配信サービス“NFRMサービス(仮称)”の実証実験を本年3月6日から約4ヶ月間実施。
NFRMサービスは、NFRMとFeliCaチップの近距離通信機能を利用することで、携帯電話サービスで購入したコンテンツを、携帯電話だけでなく、その携帯電話を“かざす”だけで、FeliCaポート搭載パソコンでも楽しむことができるというもの。コンテンツを購入した携帯電話をかざすことで、自宅パソコンだけでなく、ブロードバンドに接続されたFeliCaポート搭載パソコンであれば、どこでも好きな時にコンテンツを楽しむことができる。個人が所有する携帯電話にコンテンツに関する権利情報を保持し、携帯電話をパソコンにかざすことにより視聴できる仕組みにより、コンテンツの不正利用や違法な複製を防ぐことができる。将来的には、パソコンに加え、各種デジタル家電や車載AVシステムなどでもハイクオリティなコンテンツを楽しむことができるサービスの提供を目指す。
高画質・高音質のコンテンツを便利で安全に配信・視聴できるNFRMサービスの実用化により、ハイクオリティなコンテンツの流通を活発化させ、携帯電話業界、パソコン業界、コンテンツ業界、デジタル家電業界、ブロードバンド通信業界などに新たなビジネス機会を提供する。また、イベント連携やマーケティングツールとしての活用などにより、映像、音楽などのクリエーター・権利保有者に新たな制作・流通機会を提供する。
インテル、フェイス、吉本興業は、有料コンテンツ配信市場の拡大に向け、今回のNFRMサービス提供にとどまらず、権利保有者、ユーザー双方が安心して簡単に利用できるコンテンツ配信の仕組みづくりに引続き共同で取り組んでいくという。
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