サイボウズは3月5日、社外からインターネットを通して社内のサイボウズ製品へアクセスできるASP型簡易VPNサービス「サイボウズ リモートサービス」を提供すると発表した。

　対象となるソフトは、中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office 6」、大規模向けグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」、Webデータベース「サイボウズ デヂエ」、グループメールシステム「サイボウズ メールワイズ」の4製品で、これらは現在2万社以上の企業に導入されているという。

　これまで、Office 6などにはモバイルアクセスサービスなどが用意されていたが、ガルーンやデヂエでも利用できる共通のAPIを新規に作成。パフォーマンスなども向上したという。

　本サービスは、「Office 6」などがインストールされているサーバに、リモートサービス用APIとクライアント証明書を、外出先で使うパソコンなどにはクライアント証明書のみをインストールするだけで、社外からのリモートアクセスが可能になる。

　リレーサーバにはサイボウズの連結子会社クロス・ヘッドのデータセンターが利用されるという。導入企業はこのリレーサーバを経由し、SSL暗号化通信でパソコンや携帯電話から社内のサイボウズ製品のサーバへアクセスできるようになる。

　価格は1製品のみに利用できるStandard版が10ユーザー7万8,000円で、これに別途初期費用3万円がかかる。複数製品に利用できるPremium版が10ユーザー12万8,000円で、同様に別途初期費用3万円がかかる。