- 2007/02/23 掲載
シスコ、SONA戦略の一環でReactivity社買収
米国シスコ(米国カリフォルニア州)は米国時間の21日、カリフォルニア州レッドウッドシティのReactivity社を買収すると発表した。Reactivity社は、幅広い規模の企業にXML(拡張マークアップ言語)ゲートウェイ製品を提供している。シスコは、サービス指向ネットワークアーキテクチャ(SONA)戦略/構想を掲げ、重点分野としてApplication Networking Services (ANS) 先進技術の強化を進めている。今回の買収はその一環だという。
顧客企業や大手ソフトウェアプロバイダのエンタープライズソフトウェアアーキテクチャは、クライアントサーバ型からSOAへと進化を遂げている。さらには、各種 Web2.0機能の導入が進み、ワールドワイド ウェブ全体が静的なWebサイトの集合体からサービス充実型のコンピューティングプラットフォームへと変わりつつある。
この動きにともない誕生した新しいアプリケーションモデルの事実上の通信・情報交換標準として注目されているのが、XMLとSimple Object Access Protocol (SOAP)を用いたWebサービスである。業界をリードするReactivity社のXMLゲートウェイ製品は、XMLとWebサービスの効率的な導入と安全性の確保を可能にし、サービスの普及を促進する。
今回の買収に関して、シスコのデータセンタースイッチング&セキュリティテクノロジーグループ(DSSTG)の上級副社長であるジェイシュリー・ウラル氏は、「ネットワーク プラットフォーム上でより多くのアプリケーション サービスを構築するというシスコの戦略の有効性は、お客様によって引き続き実証されています。Reactivity 社の製品にシスコの Application Control Engine (ACE) を組み合わせるこ とで、お客様のデータセンターにおけるアプリケーション配信のニーズを満たす、きわ めて効果的なソリューションが実現します」と述べている。
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