- 2007/02/09 掲載
景気動向先行指数、2ヶ月連続の50%割れ
発表によると景気の現状を示す一致指数が61.1%(前月50.0%)となり、3ヶ月連続で50%を上回った。
また、景気の先行きを示す先行指数は25%(前月20%)と2ヶ月連続の50%割れとなった。ただしこれは10月に一度50%を超えたに過ぎず、2006年後半は50%割れ基調にあった。そのため、今夏から今秋にかけて景気が軟調に推移するとの見方もある。
内閣府では、改善基調に変化がないと判断し、12月の一致指数の基調判断を「改善している」と据え置いた。この判断は2005年6月から続いている。
なお、遅れて変化する指標を集めて景気を振り返る遅行指数は50.0%(前月50%)となった。
景気動向指数とは、景気が上向きか下向きかを示す統計指数で、東証株価や長短金利差、生産指数、中小企業の売上高などを指数化し、これを各種指数に組み入れて総合的に判断するもの。50%以上だと景気が上向き、以下だと景気は下向きとなる。一般的には景気の現状を示す一致指数と先行きを示す先行指数に注目される。
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