- 2023/12/13 掲載
SCSK、クラウドネイティブ化支援サービス「NebulaShift(ネビュラシフト)」を発表
新サービス発表会に登壇したSCSK 執行役員 常務 プロダクト・サービス事業グループ長 小峰 正樹氏は、サービス投入の背景について「DXではクイックにフィードバックを受けて、軌道修正を行う必要があるが、依然として、クイックリリースや拡張性、リアルタイム性に課題を抱えているシステム基盤は少なくない」という。
これに対して、コンテナやOPEX型の新オンプレ、DevOpsなど、俊敏性や拡張性に優れたクラウドネイティブなツールやテクノロジー、サービスを提供することでDXの課題解決を図る。同サービスの具体的なユースケースとして、(1)アジャイル開発の導入、(2)アプリケーションのモダナイズ、(3)ハイブリッドクラウド環境の構築を挙げた。
ツールとしては、SCSKのS-Cred+やDevCond.、sysdig、USiZEなどの自社サービスのほか、レッドハットやHewlett Packard Enterprise(HPE)らと協業したサービスを提供する。レッドハットからはRed Hat OpenShiftなどのコンテナ基盤、Red Hat Application Servicesなどのミドルウェア、Red Hat Open Innovation Labsといったビジネス共創サービス、HPEからはOPEX型でハードウェアプラットフォームを提供するHPE GreenLakeがパートナーとして提供されるという。
発表会に同席したレッドハット 代表取締役社長の三浦美穂氏は「本格的なアジャイル環境を提供できるプロバイダーとして、人材育成プログラムなどでサポートしていく」と語るとともに、「両社の協調営業の加速と提案力強化を図る」とSCSKとのパートナーシップ強化を明らかにした。
日本ヒューレット・パッカード 常務執行役員 パートナー・アライアンス営業統括本部長の田中泰光氏は「SCSKのUSiZEでGreenLakeを導入してきた実績をベースに、NebulaShiftによってアジャイル開発力が加わる」と評価した。
NebulaShiftの名称は、クラウド(雲)の上位であるネビュラ(星雲)へのリフト&シフトを推進していくという思いで名付けたという。小峰氏は本サービスはマーケットの需要に合わせて、サービス内容を更新していく考えを示した。
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