- 2006/12/04 掲載
【国内サーバ市場調査】 国内PCサーバの出荷状況は?
ノークリサーチ(東京都)は、2006年度上期の国内PCサーバの出荷状況を調査、2006年度の予測も併せて結果を報告している。
ノークリサーチが発表した結果によると、2006年度上期のPCサーバ市場は上期で過去最高の出荷実績を示した。台数は対前年比13.0%アップの270,120台。金額は横ばいの1374億円。台数アップに反して金額が横ばいだったのは、大型案件の影響で平均価格が一時的に低下したことが要因だった。
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国内PCサーバ市場推移 |
全体的な景況感は良好だが、業種や企業規模による需要にばらつきが見られた。
特に製造業、流通業の中堅大手企業を中心とした情報系サーバの増設利用や、ネット関連企業群の需要が目立った。一方で金融、証券、自治体は一巡感が見られた。メーカ別出荷では上位5社のうち、NECとHPの大幅増加が市場の伸びを支え、デル、富士通、IBMは前年割れという統計史上初めてのケースとなった。
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2006年度上期PCサーバメーカーシェア |
期待のブレードは前年とほぼ同じ水準で大きな変化がなかった。 金額市場は、全般的に2wayやラック、デュアルコアタイプの市場投入により平均価格の下げ止まり傾向を見せていたが、1wayタワーの大型案件により上期の平均価格は一時的に低下した。そのため金額市場はわずかに0.7%アップの1374億円となっている。また、2006年度は下期の動向次第で、不確実な要素もあるが10.4%増で57万台が見込まれる。
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サーバタイプ別割合(2005/2006年度上期) |
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