アスキーSol、Webマーケティングの迅速な意思決定が行えるログ解析ソフトの最新版を発売

アスキーソリューションズ 代表取締役社長 田北幸治氏

　SiteTrackerは、Webサイトなどのアクセス状況をデータベース上に保存し、条件抽出機能による解析結果や複数の解析項目をクロス集計した結果をレポート、グラフ化できるインターネットマーケティング向けツール。すでに2600本の販売実績を持つという。

　本バージョンは「今までにない変化を伴うバージョンアップ（アスキーソリューションズ 社長 田北幸治）」と位置付けられ、解析機能の強化を中心に操作性、ビジュアル面での改善もほどこされた。

　具体的には、マーケティング担当者が必要と思われる標準レポートがおよそ2倍となる100種類となったほか、レポートから詳細情報をしぼりこむドリルダウン機能が加わった。これらは、画面上でドラッグ＆ドロップなどを使える高い操作性を提供するディスカバリパネルによって実現される。

　また、複数のアクセス元からの比較分析、期間比較分析が可能となったほか、Internet Explorerのプラグインとして解析するサイトを見ながら訪問数が多い場所が分かる「ヒートマップ」機能が搭載された。大規模サイトなどのスケーラビリティにも配慮がなされ、ログ解析処理中であってもレポート表示が行える。

ユニカコーポレーション シニアマネージャ アキン・アリカン（Akin Arikan）氏

　ユニカコーポレーションのシニアマネージャ アキン・アリカン（Akin Arikan）氏は、 「レポートが多すぎても役に立たない　改善というプロセスにあてはめたレポートが重要」と語る。Webサイトの広告費が増大する中、重要と思われる訪問者に最適化するツールの必要性を訴えた。

　ラインアップとして、解析対象の基本レポートとカスタムレポートをひとくくりにした解析単位「プロファイル」の数に基づいたスタンダード版と、月間PV（ページビュー）数に応じたプレミアが用意されている。価格はそれぞれ、スタンダード版は1プロファイル24万9,480円（税込）、プレミアム版は100万PVの362万8,800円（税込）から。

　対応OSはWindows、Linux、UNIXなど。データベースもOracle、DB2、MySQLなどの主要なものには対応する。1年間で3億円の販売を見込む。