- 2006/12/01 掲載
NEC、RFIDリーダー付きの携帯電話で街の魅力を再発見
携帯電話の簡単な操作で街に埋もれた魅力を発見
NECは、携帯電話を待ちながら街を歩くことで、その地域の情報に簡単アクセスできるコミュニティ型の情報配信システムの実証実験を開始する。この実験は、明治大学の小林正美研究室、日本建築学会 ユビキタス建築都市特別研究委員会 都市小委員会、神田地域の五大学とNPO法人神田学会で構成されたインターユニバーシティ神田と共同で行う。
利用者は、自分が今いる現在地情報をもとに、自分が探している店舗、トイレ、避難場所などの地域情報、現在行われているイベント情報、口コミ情報を地図上で確認することができる。
この実証実験は、12月3日から10日の一週間、NECと明治大学小林正美研究室、都市小委員会の三者が共同で、東京品川の戸越銀座商店街で実施する。また、12月12日~12月17日の間、上記の三者にインターユニバーシティ神田を加え、古書街で世界的に有名な神保町商店街で実施する。両実証実験には合計で200名の参加者を予定している。
この実証実験では、携帯電話に接続したRFIDリーダで商店街の各所にあるRFIDタグを読み取ることで自動的に位置情報を取得、携帯電話から地域情報へアクセスを行う。RFIDタグへ携帯電話を“かざす”というわかりやすい操作で、携帯電話に不慣れな層もカンタンに地域情報にアクセスできるため、幅広い年齢層の実証実験への参加が期待できる。
IT活用で街の新たな魅力を再発見し、地域の活性化や楽しい商店街の実現につながると期待されている。
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