- 2006/11/30 掲載
マイクロソフト、企業向けにVista、Office 2007、Exchange 2007を提供開始
57社が採用を表明
≫【動画】企業向けWindows Vista、Office 2007、Exchange 2007発表会
≫「Windows Vista」のまとめ--押さえておきたいポイント
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マイクロソフト 代表取締役社長 ダレン・ヒューストン氏 |
今回はマイクロソフトとしては初となる世界8カ国同時ローンチとなる。日本は時差の都合で豪シドニーに続く2番目の発表。マイクロソフト 社長のダレン・ヒューストン氏は「今日は世界中のワークスタイルを大きく変える日」と語った。
また、今回の新バージョンで強化された4つのポイント、1.共同作業の簡素化、2.検索能力の向上、3.コンテンツの保護と管理、4.ITコストの削減とセキュリティ強化といった新機能(参考記事)をアピールするため、ダレン氏自らがデモンストレーションを実施するなど、約5年ぶりとなる新しいOSの発表に熱が入った説明会となった。
Vistaのうち、今回企業向けに提供されるのは「Business」「Enterprise」「Ultimate」の3つのエディション。5ユーザー以上のボリュームライセンス契約を結んだ場合に利用可能となる。
また、同説明会にはビジネスパートナーのうち、富士ゼロックス、大塚商会、NEC、リコー、日本ユニシスの各代表が登壇。早期導入企業として三洋電機がVista、Office 2007、Exchange 2007などを一括導入することを発表した。
第一三共は企業統合における情報共有のため「Office SharePoint Server 2007」を、中部電力は社内1万7,000台のPCにVistaを導入するほか、ニコン、ニッセンなどの事例も紹介された。Vista、Office 2007、Exchange 2007のいずれかの導入を決めた企業は現在57社にのぼるという。
とはいえ、ダレン氏も「保守的な企業もいるので1~2年程度で(Vistaに)すべてが置き換わるわけではない」として徐々にリプレースメントを促していく考えを明らかにした。2007年1月30日から一般消費者向けにパッケージ版が発売となる。
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