- 2006/11/27 掲載
大日本印刷とRSAセキュリティが提携、ワンタイムパスワード認証の普及促進へ
大日本印刷とRSAセキュリティは、ワンタイムパスワード認証の普及促進を目的とした業務提携を行うと発表した。大日本印刷は「RSA SecurID」の日本国内における認証サーバーのASPサービスおよび専用の小型機器「トークン」の販売、トークンのデザインのカスタマイズおよび発送代行サービスを12月初旬より開始する。
「RSA SecurID」は、ネットワークサービスを利用する際に、トークンに表示されるワンタイムパスワードをユーザーIDや暗証番号とともに入力することにより、認証サーバーがその正当性を確認してログインを許可する仕組み。RSA SecurIDのワンタイムパスワードは60秒ごとに更新され、1回のログインにのみ有効となる。利用者だけが持っているもの(ワンタイムパスワード・トークンなど)と、利用者だけが知っていること(暗証番号など)のように2つの要素を併用する認証方式、二要素認証により、本人認証のセキュリティを向上させる手法としてネットバンキングやオンラインショッピングなどの分野で普及が見込まれている。
大日本印刷は、2006年2月にICチップ内部でワンタイムパスワードを生成するICカードとその認証システムを発表。今回の提携により、ICカードを使用しないワンタイムパスワード認証システムであるRSA SecurIDをサービスラインナップに加え、ICカードタイプとトークンタイプの両方を提供していく。また、大日本印刷が認証サーバーのASPサービスを提供しトークンの販売と発送代行を行うことによって導入企業の負荷が軽減されるため、RSAセキュリティは今回の提携によって日本市場におけるRSA SecurIDのスムーズな普及を目指す。
関連コンテンツ
PR
PR
PR