- 2006/11/10 掲載
米IBM、消費者のプライバシーを守るRFIDタグの生産を開始
米IBMは11月8日、消費者のプライバシーを守るRFIDタグ「Clipped Tag」をRFIDラベルメーカーのMarnlenを通して生産を開始すると発表した。
Clipped Tagとは、ミシン目のような切り取り線がついたラベルが付いたRFIDタグで、ラベルを切り取ることで無線の届く範囲を縮めることができるというもの。ラベルをとることでタグの機能が完全に消滅するわけではなく、本来9メートル近い無線到達範囲を数センチ程度に縮める。これによって消費者のプライバシー保護を図るとともに、返品・不良品回収の迅速化も図れる。
2006年5月にIBMから発表された「Clipped Tag」の技術ライセンスを受けて、カナダトロントを拠点とするRFIDメーカーのMarnlenが生産を行う。
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