ブラザー、複合機やプリンタの販売量増加をうけスロバキアにリサイクル工場を設立

　ブラザー工業の全額出資子会社であるブラザーインダストリーズ（イギリス）は、デジタル複合機やプリンタのトナーカートリッジのリサイクルを行う新たな拠点として、スロバキア・クルピナ市に「ブラザーインダストリーズ（スロバキア）」（Brother Industries （Slovakia） s.r.o.）を設立した。設立日は2006年7月28日、稼動開始予定は2007年7月。

　ブラザーグループは、ヨーロッパにおけるリサイクル拠点として、2004年にイギリスのブラザーインダストリーズ工場内にリサイクルセンターを設置し、回収した使用済みトナーカートリッジなどのリサイクルを行っている。

　今回のリサイクル工場新設は、ヨーロッパ全土においてトナーカートリッジの回収網を拡大していることに加えて、デジタル複合機やプリンタの販売量が増加していることにより、今後トナーカートリッジの回収量が増加することを見込んだもの。スロバキアの選定にあたっては、ヨーロッパの主要市場に近く、コスト面で優位性があり高速道路などのインフラが整備されていること、政治や社会情勢が安定していることなどが考慮されているという。