- 2006/11/07 掲載
ソフトバンク、メディア王マードック氏と世界最大のSNS「MySpace.com」を日本で展開
発表会には、ソフトバンクの孫正義氏をはじめ、MySpaceを買収したニューズ・コーポレーションの会長 兼 CEOで「メディア王」ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏、同 社長兼COOのピーター・チャーニン(Peter Chernin)氏、マイスペースの共同創業者クリス・デウォルフ(Chris DeWolfe)氏とトム・アンダーソン(Tom Anderson)氏、マイスペースの日本法人代表となる香山誠氏が参加した。
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(左から)ピーター・チャーニン氏、ルパート・マードック氏、孫正義氏、 クリス・デウォルフ氏、トム・アンダーソン氏、香山誠氏 |
MySpace.comは、全世界で1億2,500万人のユーザーを抱える世界最大手となるSNSサービス。米国ではヤフーに次ぐPVを誇り、創業から3年に満たない若い企業でありながら、月間350億PVを稼ぐ。ミュージックチャンネルが強く、自身のスペース(ページ)で、好きなアーティストの音楽を試聴できるようにしたり、高いカスタマイズ性に人気がある。
日本版マイスペースは、ソフトバンクとニューズ・コーポレーションが50%ずつ出資し合う合弁会社。資本(準備金含む)は、11億円で、開始当初は広告が収入の柱となる。
SNSは日本での利用者が1000万人を超えて急成長しているが、トップのミクシィが500万人を超えるユーザーを集め独走状態。ヤフーもSNSを開始したものの伸び悩んでいる。
日本での展開は後発となるマイスペースでは、ミクシィと違い招待制をとらない。見るだけなら(一般に公開する設定のものは)自由に閲覧可能となるものの、相手の友人となるためには参加して友人登録の許可をもらう必要がある。米MySpaceでの基本的なコンセプト、「Express(自己表現)」「Discover(発見したい)」「Connect(つながりたい)」を踏襲しつつ、米国同様好きなアーティストの音楽を自分のページで視聴できるようにJASRACを初めとする著作権団体と交渉を進めていく。
ソフトバンクの孫氏は「草の根的に口コミで広げる」「一度さわってみれば良さが分かる」「感動が感動を呼ぶ」と口コミの力に期待しながらも、米MySpaceで展開されているSecretLiveの緊急告知などを実施することで話題作りを狙っていく考えだ。第一弾には米国で人気のロックバンド「Oasis」のシークレットライブを実施する予定。「SNSでもNo.1を狙う」とミクシィ追撃に意欲を見せた。
本発表会の動画はこちら
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