- 2006/11/06 掲載
東急ストア、日本ユニシス協力のもと「生鮮市場商品発注システム」を全店で稼働
日本ユニシスが構築した「生鮮市場商品発注システム」は、チェーンストア向けソリューション「OpenCentral plus 生鮮Web連携」をベースに構築したもの。
現在、小売業界では、需要の頭打ち、競争の激化、郊外出店の制限など厳しい状況が続いている。小売業各社は、個別企業内の業務最適化はもちろんのこと、メーカー、卸との緊密な連携を図りサプライチェーンの活用による全体最適指向を強めている。
東急ストアの「生鮮市場商品発注システム」は、これまでの定番品の発注システムに加え、新たに構築導入を行ったものである。東急ストアでは、新システム稼働により中央・地方市場との緊密な情報連携を実現し、高鮮度な商品の発注を効率的に行っていくことで競合他社との差別化を図っていく。
「生鮮市場商品発注システム」は、店舗、本部をネットワークで結び、荷受、仲卸各社とはインターネットを利用したWeb EDIを利用することで、相互に相場情報や連絡事項、買付情報などリアルタイムな情報共有を実現している。また、伝票処理を電子化することで、発注、原価確定、商品配送、仕入計上に加えて、荷受・仲卸による納品確認、請求、支払までのサプライチェーン全体を効率化している。
東急ストアで稼働した「生鮮市場商品発注システム」の主な機能別特徴は、市場品買付、バイヤ買付、大衆魚相場、情報系など。
市場品買付は、荷受・仲卸・バイヤーによる相場情報の登録・参照、店舗発注、買付、仕入までの業務をWeb上で完結することでサプライチェーンを効率化する。
バイヤ買付は、前日までの販売動向をWeb上で提供することで、バイヤーのスポット買いを支援する。
大衆魚相場は、EOS稼働中の大衆魚の相場情報を提供することによる発注精度の向上を図る。
情報系は、バイヤー、店長などへ発注実績、納品実績などをWebで提供する。
関連コンテンツ
PR
PR
PR