- 2006/11/02 掲載
アジレント、設計段階のテストツールに不可欠なロジックアナライザ発売
コンピュータ、通信、半導体、航空宇宙防衛、自動車、ワイヤレス業界における電気設計チームは、常に高機能ハードウェア設計を続けている。設計エンジニアは、設計した機器の評価やデバッグのためにロジックアナライザを使用。高速デジタル機器の設計において新たな測定上の課題が登場するにつれ、高機能ロジックアナライザは、設計チームのテストプロセスにおいて不可欠なツールとなってきている。アジレントはこのニーズに、新製品の「Agilent 16900シリーズ」で対応していく。
新製品の「Agilent 16901A」は、2スロットタイプのロジックアナライザ・メインフレーム。業界をリードする15インチのタッチスクリーン対応ディスプレイを搭載している。タッチスクリーン機能により、直感的で迅速な操作ができ、キーボードやマウスを置くことができない限られた開発現場でも利用しやすくなる。「Agilent 16901A」はマルチフレーム・プロ・インタフェースをサポートする。これは、他の「Agilent 16900シリーズ ロジックアナライザ」のメインフレームと接続して、相互にトリガをかけることができる機能。マルチフレーム・プロにより、複数台のロジックアナライザが必要となる高機能デジタルシステムにおいても、デバッグのスピードを高めることができる。
また、新製品の「Agilent 16950Bシリーズ 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール」は、最大667MHzのステート解析、および最大64M(メガ)の捕捉メモリで最大1066Mb/s(メガビット/秒)のデータレートを実現している。
「Agilent 16950B」は、DDR3やフロントサイドバスの設計など、コンピュータや半導体業界における最先端の設計評価に必要となる性能を提供する。
同じく新製品「Agilent 16951B 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール」は、「Agilent 16950B」と同様の捕捉性能に加え、その4倍で業界最長となる256Mサンプルのメモリ長を提供する。ロジックアナライザは基本的には、デジタルシステムにおけるたまにしか起こらない問題が起こった際にトリガをかけ単発の現象を見る測定器。メモリ長を長くすることで、これらの異常信号が発生した場合に、障害を引き起こした現象を突き止めやすくなる。
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