- 2006/10/27 掲載
【番号ポータビリティ制度利用動向】ソフトバンクの「予想外割」、ユーザーの反応は?
≫【動画】 ソフトバンク、通話料0円・メール代0円の「予想外割」を発表
≫ソフトバンク、通話料0円・メール代0円の「予想外割」を発表--大人になりきれなかったソフトバンク
■サマリー
・MNP制度開始直後「キャリア変更したい」は横ばいの5%、「分からない」が7%増加し37%
・キャリア変更希望者(5%)の変更先希望トップは「ソフトバンク」44%と変化
・キャリア変更するか「分からない」理由、「携帯各社の展開をみて判断」が47%
この調査はインターネットリサーチによって行われ、調査対象は全国15歳以上の携帯電話ユーザー、1,030名から回答を得られた。
マクロミルでは、制度開始直前の10月17日、18日に第一回目の「番号ポータビリティ制度の利用意向調査」を実施している。制度開始直後の今回調査結果と、制度開始直前の前回結果との比較を行い、携帯ユーザの意向変化を調査した。
10月24日に開始したMNP制度を利用して携帯電話会社(キャリア)を変更したいと思うかを尋ねたところ、調査日10月25日・26日時点で、「キャリアを変更したい(既に申し込んでいる)」という回答は5%にとどまり、「変更したいと思わない」が58%、「分からない」は37%という結果だった。
制度開始直前の前回調査(調査日10月17日・18日)では、同質問において「キャリアを変更したい(既に申し込んでいる)」7%、「変更したいと思わない」が63%、「分からない」は30%という結果だった。
制度開始から間もないタイミングではあるものの、今回の結果では、「キャリアを変更したい」はほぼ横ばい(前回からの変化は1%台)であるのに対し、「変更したいと思わない」が5%減少、一方で「分からない」という回答が7%増加している。キャリア変更をするかどうか迷う携帯ユーザーが増加していることが伺える。
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あなたは、「番号ポータビリティ制度」を利用して、携帯電話会社(キャリア) を変更したいと思いますか?(ベース:番号ポータビリティ制度認知者) |
10月23日、ソフトバンクモバイルは、番号ポータビリティ制度に向けた新料金プラン「予想外割」を発表した。このニュースの認知度は81%。
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ソフトバンクモバイルが発表した新料金プラン「予想外割」をご存知ですか?
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その料金プランに魅力を感じた方は、54.6%にものぼる。
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ソフトバンクモバイルの発表に魅力を感じたか?
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キャリアの変更を希望する人(5%)に、どのキャリアに変更したいか尋ねると、「ソフトバンク」が44%と最も高い結果となった(前回調査では19%。25ポイント上昇)。前回調査でキャリア変更先希望のトップだった「au(KDDI)」が52%から31%に減少、「NTTドコモ」は19%から9%に減少した。
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「番号ポータビリティ制度」を利用して、最も変更したい携帯電話会社(キャリア)は?
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「キャリアを変更したいと思わない」と回答した人(58%)の理由は、「現在のキャリアに満足している」が72%と最多。
「分からない」という回答者(37%)は、契約変更に手数料がかかる(58%)、メールアドレスが引き継げない(52%)などのキャリア変更阻害要因に加え、「今後の携帯キャリア各社の展開をみて判断したい」を約半数の47%が理由にあげている。23日にソフトバンクモバイル社が新料金プラン発表したことから、キャリア各社の今後の展開を期待して、様子をみようと考える携帯電話ユーザが増加していると見ている。
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