- 2006/10/26 掲載
ノキア、次世代モバイル端末向け超低消費電力技術「Wibree(ワイブリー)」を発表
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ノキア・コーポレーション 上級副社長 兼
最高技術責任者 テロ・オヤンペラ氏 |
Wibreeには、Wibreeのみの動作を行う「スタンドアローンモード(SAモード)」とBluetoothとしても利用できる「デュアルモード」が用意されている。SAモードはWibreeのみの利用しかできないが、消費電力が最大10%程度に抑えられる。デュアルモードで動作する場合はBluetoothとしても利用できる代わりに、電力消費量がBluetooth並となる。そのため、Wibreeはあくまで「Bluetoothの補完的な役割を担うもの(テロ氏)」と位置付けられている。
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ノキア・コーポレーション Corporate Strategy, Technology Out-Licensing 責任者 ハッリ・テュリマー氏 |
利用シーンの一例としては、低消費電力のWibree(SAモード)搭載型の脈拍測定機能組み込み腕時計を装着した状態でジョギングし、Wibree(デュアルモードなど)が動作する携帯端末にそのデータを送信。そこから直接インターネットにつながることで、日々の健康管理などを行っていくといったものだ。もちろん、ゲーム機やビジネスモバイルフォン、スマートフォンなどへも組み込まれていく予定。
最初の製品が出るのは2007年、複数のベンダーから廉価版が出てくるのは2008年度となる模様。ノキア製携帯にいつ搭載されるのかは明らかにされなかった。
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