- 2006/10/23 掲載
NTTコミュニケーションズ、ロシアTransTeleCom社と国際データ通信分野で協業
NTTコミュニケーションズとTransTeleComが協業を行うのは1.国際専用線の提供力強化、2.IP-VPN(MPLS)相互接続の実現、3.IPトランジットによるロシアのインターネット環境向上の3つについて。来年初頭から順次サービスが展開していく。
今回初めてシベリア鉄道沿いの最短ルートのケーブルを活用して日本-ロシア間を直接接続。これにより、欧州・ロシア-日本間の通信遅延が大幅に改善された高品質の国際専用線を、迅速かつ安価に提供することが可能となる。
また、需要の多いIP-VPN(MPLS)について、日系キャリアで初めて日本-ロシア間で相互接続する。これによりNTTコミュニケーションズはロシア内900都市以上へIP-VPN(MPLS)の提供可能範囲が拡大する。同様に、TransTelecomはアジア・欧米諸都市へ提供範囲が広がる。またNTT Comにとっては、従来のアメリカ回り、中東を経由した海回り以外にもロシア回りのルートができることにより欧州-日本間のIP通信遅延も改善し、グローバル展開が進む企業のニーズに一層応える。
ロシア発着のIPトラフィックの増加に伴い、ロシアにおける高品質のIPトランジットへの要望が高まっている。グローバルTier1キャリアであるNTT ComのIPトランジットを提供することにより、ロシア発着における効率的なインターネット通信を実現していく。
NTTコミュニケーションズは、企業向けデータ通信でロシア国内最大手のTransTelecomと協業することにより、ロシア国内の提供地域を一気に拡大するとともに、最短のケーブルルートを確保することによって欧州・ロシア-日本間のデータ通信の品質向上を図り、欧州・ロシアへの進出が増加する日系企業の要望に応えていく。
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