- 2006/10/23 掲載
いすゞとGM、南アフリカで合弁会社を設立
ITSAは、いすゞとGMが100%出資するGMサウスアフリカ(GMSA)との合弁で設立され、南アフリカおよびその周辺国でのいすゞ商業車のマーケティングおよび販売を行う。資本金は8千万ランド(約13億円)で、出資比率はいすゞ が50%、GMSAが50%となる。
これまで南アフリカでは、GMSAがいすゞ製商用車とピックアップトラックについて、いすゞブランドでマーケティング、および販売を行ってきた。今回、同地域における商用車事業の強化を図るため、いすゞのグローバル商用車販売ノウハウを導入することとし、これにより同事業をいすゞ主導で展開する。なお、ピックアップトラックは、従来通りGMSAがいすゞブランドとして取り扱っていく。
いすゞ、GMは相互協力により、今後も南アフリカおよび周辺国における両社の事業プレゼンスの強化・拡大を進めていく。
ITSAでは、いすゞNシリーズ(エルフ)、Fシリーズ(フォワード)の販売から開始し、将来はC&Eシリーズ(ギガ)の投入も検討していく。 2005年の同マーケットにおけるいすゞ商用車販売実績は2,307台(シェア8%)、2007年度の販売は3,500台(シェア13%)を計画しており、2010年には5,600台(シェア20%)に販売を伸ばしていく。現在いすゞ商用車は同国第5位であり、マーケットリーダーはダイムラーグループで、シェア22%となっている。
南アフリカは、2005年自動車全需で556,000台、うち商用車が27,000台の市場規模であり、近年の資源市況高騰による経済成長が今後も続き、2010年には自動車全需で800,000台、うち商用車が31,000台を超える商用車市場となり、豪州市場と並ぶ規模へ成長していくものと見込まれている。
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