- 2006/10/13 掲載
デジタルアーツ、ブラックリスト方式でのスマートフォン向けフィルタリングサービスを提供
業務用携帯端末での、セキュリティ強化とコンテンツ閲覧制限ニーズに対応
既にデジタルアーツでは、Windows Mobile 5.0搭載携帯電話の一部の機種について動作確認を終えており、2007年1月よりサービスを開始する予定。
このサービスはデジタルアーツが保有する1億8000万を超えるウェブページのデータベースを基にした「ブラックリスト方式」によるもので、現在携帯電話で主流となっている「ホワイトリスト方式」によるフィルタリングサービスではない。
データベースでは、携帯電話向けの専用サイトばかりでなく、パソコン向けのコンテンツを掲載しているサイトをもブロック対象としている。そのため、Windows Mobile 5.0のようにパソコン向けのサイトの閲覧ができる携帯電話をお使いのユーザーにとっては、精度の高いフィルタリングを可能にしつつインターネットの利便性を損なうことがないという。
企業におけるセキュリティ対策が着実に進む中、社員のインターネット利用に対してWebフィルタリングソフトを導入する企業が増えている。この背景には、業務に関係ないサイトの閲覧による業務効率の低下を防ぐ目的のほか、個人情報漏洩防止やフィッシング等のトラブルを防止する狙いがある。
このようなセキュリティ意識の高まりの中で、同じ対策をオフィス内でのインターネット閲覧のみならず、社員に貸与する携帯電話にも拡げたいという声が寄せられていた。また、昨今の金融商品取引法(日本版SOX法)の施行に向けて、内部統制範囲を携帯電話まで含めたいとする要望が強くなっている。
今後はそのような背景を踏まえ、初期のサービス状況を見ながら、Windows Mobile 5.0搭載機種以外の携帯電話に同サービスを広げていくとともに、「閲覧したくない」または「させたくない」サイトのカテゴリ設定に柔軟性を持たせるなど機能を拡張していく予定としている。
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