ジャストシステム、セキュリティソフト市場に参入

Kaspersky Internet Security 6.0

　ジャストシステムは3日、ロシアのカスペルスキー（Kaspersky Labs International）と提携し、カスペルスキーが開発した総合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 6.0」とアンチウイルス機能に絞った「Kaspersky Anti-Virus 6.0」を発売することを発表した。

　「Kaspersky Anti-Virus」はOEM提供により全世界で2億人を超えるユーザーが利用しているアンチウイルスソフト。最新の「Kaspersky Anti-Virus 6.0」は、ファイル操作やメール受信、Webサイト閲覧のリアルタイムスキャンに加え、ウイルス定義ファイルに記述されていない未知のウイルスであっても検知することが可能な「プロアクティブディフェンス」を搭載している。

　総合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 6.0」 は、アンチウイルス機能に加えて、アンチスパイウェア、アンチスパム、アンチハッカー（ファイアウォール）の機能を含んでいる。

　ジャストシステムはワープロソフトの「一太郎」や日本語入力を行う「ATOK」など、日本語に関する製品が中心だったが、「パソコンをより便利に快適にするソフトウェアの提供のため」安全性の確保が必要と判断し、本製品を投入するに至ったという。 　希望小売価格は、「Kaspersky Internet Security 6.0」が1万2,800円（税別）、「Kaspersky Anti-Virus 6.0」が8,800円（税別）。年間更新料がそれぞれ、3,900円（税別）と2,900円（税別）となっている。11月17日（金）より販売を開始する。