- 2006/09/27 掲載
米IBM、新戦略とサービス・プロダクトを発表
【売上アップのIT戦略】
今回、IBMが新設したのは「インテグレーテッド・コミュニケーションズ・サービス部門」。Fortune 500企業から中堅企業まで幅広い企業を対象に、アセットベースで、再利用可能、かつ標準化された革新的なネットワークおよびコミュニケーションサービスプロダクトの提供に注力していく。
提供サービスは、「統合コミュニケーション・サービス」「ネットワーク戦略策定および最適化サービス」「モバイル・ワイヤレス・RFIDサービス」「ネットワーク統合および管理サービス」。
また、これらには「ネットワーク統合サービス」「IPテレフォニーサービス」の2つの標準化されたサービス・プロダクトが含まれており、統合コミュニケーションサービスとして提供される。
活用例としては、例えば銀行業界において、お客さまサービスおよびお客さま対応力の強化、M&Aによって得たインフラの迅速な統合、安全性の高い業務処理や、コスト効率の良い法令順守をはじめとしたビジネスプロセスの改善などが挙げられ、利益率の大幅な向上を実現する。また小売業界では、オンデマンドでの情報提供を可能にするネットワークおよび通信環境を構築、より満足度の高い販売サービスを消費者に提供できるようになる。
すでに実行している例もある。ニューヨーク州シラキュース市の学校。シラキュース市の学校の情報担当ディレクター、Mary Ellen Killenbec氏は、次のように語っている。「IBMとシラキュース市の学校がテクノロジーとネットワークに関するパートナーシップを結んだことは、計り知れない利益をもたらしました。IBMは、私たちのネットワークおよびコミュニケーション環境の構築を支援しただけでなく、新しく、革新的なアプリケーションを拡大させることによって、継続的に私たちと協力しているのです」
IBMバイス・プレジデントでIBMインテグレーテッド・コミュニケーションズ・サービス担当のLaurence Guihard-Jolyは、次のように語っている。「お客様が場所と時間の制約を超えた通信の世界を最大活用するには、自部門のビジネス・プロセスに統合された適切なネットワークおよびアプリケーション環境を備えている必要があります。世界規模で業界エキスパートとネットワーク専門家集団を擁するIBMは、お客様が成長するための短期および長期の目標にかなったソリューションを設計・導入することをご支援します。」
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