- 2006/06/01 掲載
石播と丸紅、ベトナムでセメント生産プラントの新設工事を約150億円で受注
石川島播磨重工業(IHI)と丸紅は、このたび、ベトナムの国営セメント公社傘下のビンソンセメント(Bim Son Cement Company)から、セメント生産プラントの新設工事を受注した。受注金額は約150億円で、2009年に完成する予定だという。
今回の新設工事は、ベトナム国内の経済成長に伴い増加しているセメント需要に対応するもので、ハノイの南方約150kmのタインホアン省にあるビンソン工場内に日産5,500tの生産能力をもつ大規模なセメントプラントを建設する。ビンソン工場では1980年代に建設されたロシア製のセメントプラントが稼動していたが、IHIが2003年に既存のセメントプラントの2つの生産ラインのうち1ラインを1,750t/日から3,500t/日に増強する改造工事を行い、現在、順調に稼動している。
このたびの新設プラントでIHI/丸紅グループは、セメントプラントの全体設計、機械設備としては原料破砕設備をはじめ焼成設備、製品処理設備、出荷設備までの一貫生産ラインを建設する。
今回の新設プラント工事は、欧州企業など数社による入札が行われたが、これまでのIHIの海外におけるセメントプラントの豊富な納入実績と2003年の既存プラント改造工事後のこれまでの順調な稼動状況から技術的信頼性が高く評価され、今回の受注に至ったという。また、今回の新設プラント工事は国際協力銀行(JBIC)による資金貸付(バイヤーズクレジット)の活用も計画されており、資金面でのリスクが低くなっている。
ベトナムは、東南アジアのなかでも特に経済発展がめざましく、セメントのほか、電力、道路、橋梁などのインフラ整備が活発になっている。
IHIと丸紅は、今後ともベトナムにおける積極的な営業活動を展開していくという。
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