- 2006/04/21 掲載
国内初、TVCMとネット映像広告の統合管理システム
近年、本格的なブロードバンドの普及に伴い、映像や音声などを組み合わせたネット広告が急速に増加している。また、地上デジタル放送やワンセグ放送の開始とともに、インターネットを介して視聴者との双方向コミュニケーションを実現したTVCMを配信することが可能となったことから、放送局やインターネットプロバイダなどの事業者からは、TVCMとネット映像広告を柔軟に組み合わせて編成・配信することのできる統合管理システムを求める声が高まってきていた。
こういった背景より、日本電気およびサイバーウィングは、テレビCMとインターネット映像広告の編成・運用を一元的に管理することのできる国内初のシステム「TVCM・ネット映像広告統合管理システム」を製品化し、本日からブロードバンド向け放送事業者を対象に販売活動を開始したと発表した。
このシステムは、(1)TVCMとネット映像広告との同期をとった配信、(2)TVCMの素材をそのままネット向けに編成し、その配信をきめ細かく管理することなどを実現するという。
NECおよびサイバーウィングでは、放送事業者、インターネットプロバイダ、ブロードバンド向け映像コンテンツ配信事業者、大手企業などを対象に、新システムについて(1)ユーザごとの個別開発、(2)共用システムを用いたASP形式、(3)個別開発システムのアウトソーシング形式による運用受託など、ユーザニーズに合わせた様々な形で提供する。また、サイバーウィングではこのシステムを活用したネット映像広告の販売・配信サービスについても合わせて提供するという。
新システムの提供価格は、個別開発の場合1億円から、ASP形式の場合は初期費用が2千万円/月額運用費が3百万円からであり、NECならびにサイバーウィングでは両社の関連事業を含めて今後3年間に20億円の販売を見込んでいる。
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