基礎からわかるRPA、意外と「ハマる」業務とは? 導入成功に向けポイントを解説
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RPAとは何か? 改めて整理する
現在、注目が高まっているRPAとはそもそも何だろうか?RPAは「Robotic Process Automation」の略で、人間の作業を代行するロボットのことだ。ロボットといっても、工業用のそれではなく、コンピューターにインストールして使用するソフトウェアロボットである。
ロボットが代行するのは、マウス操作やキーボード入力を必要とする作業だ。一見するとExcelなどのマクロと似ているが、マクロがアプリケーション内の自動化にとどまるのに対し、RPAは複数のアプリケーションにまたがった作業を代行する点が異なる。
RPAが注目されている背景には、「働き方改革」にともなう長時間労働の抑制、業務効率化による生産性向上、さらに深刻な人手不足があるのは言うまでもない。無駄な業務をRPAで自動化し、単調でストレスの多い業務から従業員を解放してクリエイティブな業務にシフトしてもらう。それによって働きやすい環境を作り、人手不足を解消し、企業全体の生産性を向上させようとするのが、RPAを導入する企業に共通した考え方だ。
「毎日」「大量に」「繰り返し」だけではない、RPAが意外とハマる業務とは?
では、RPAは具体的にどのような業務の自動化に適しているのだろうか。直感的には、「毎日」「大量に」「繰り返し」行われる業務に向いていると思える。しかし、実は現在の多くの企業には、こうした業務はあまり残っていない。なぜなら、「毎日」「大量に」「繰り返し」行われる業務のほとんどは、すでにITでシステム化されているからだ。
ところが、月に数回、大量という程でもなく発生するような、「システム化しても費用対効果の小さい業務」は、企業内にいまだ大量に残っている。
たとえば、月に数回発生するパスワードの再発行、人事や経理部門で半年や四半期に一度必要になる資料の作成……等々。システム化するには粒度が小さく、人海戦術に頼って処理しているこうした大量の業務こそ、RPAにピッタリとハマることが、徐々にわかってきた。
では、こうした業務の自動化に適したRPA製品を選ぶとき、どのようなポイントに注意すればよいだろうか?
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