- 2022/02/17 掲載
スズケンとNEC、入荷伝票入力と棚卸作業を自動化する実証実験を実施
スズケン首都圏物流センターでは、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに準拠した物流体制を構築するとともに、自動化・省人化により、物流品質向上と業務効率向上の両立を目指しております。その一環として、スズケンとNECは、今回の実証実験で物流センター内における入荷伝票入力と棚卸作業における精度向上と効率性の両立について評価・検証し、有効性が確認されるとともに、さらなる業務効率化に必要な知見を得ることができました。
1. 入荷伝票入力の自動化
【実験概要】
NECのAIを活用したOCR(Optical Character Reader:光学文字認識装置)による入荷伝票入力の自動化
【検証結果】
本実証実験では、439書式中204書式といった半数近くの納品伝票で90%以上の入荷伝票入力の自動化を達成いたしました。その結果、入荷伝票入力に要する業務時間を75%削減可能となることを確認いたしました。
NECのAIを活用したOCRに納品伝票6,000枚以上の画像を学習させることで、従来型のOCRでは正確な読み取りが困難であった記載文字を高い認識率で読み取ることが可能となりました。また、AIを活用したOCRでも認識できない入荷伝票については、一人のスタッフがリモートで入力することで、遠隔地に居ながら複数の物流センターの業務に対応することが可能となりました。
※1 首都圏物流センターの概要につきましては、スズケンが開示した 2021 年 4 月 19 日付のプレスリリースをご確認ください。
「首都圏物流センターの構築に関するお知らせ」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9987/announcement1/68138/00.pdf
関連コンテンツ
PR
PR
PR