- 2022/02/09 掲載
シーメンス、プラント向け配電システムSivacon S8を日本で提供開始
-プラント現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援
-システム運用を最適化、プロセス効率化、予知保全、エネルギーとコスト削減を実現
-制御盤の電気的安全に関する国際規格に適合し、安全性、信頼性を担保
シーメンス株式会社 (東京都品川区, 代表取締役社長兼CEO: 堀田邦彦, 以下シーメンス)は本日、シーメンスのスマートモーターコントロールセンタ(Motor Control Center、以下MCC)であるSivacon S8を日本で本格的に提供開始することを、発表しました。
スマートMCC Sivacon S8は、各モーター回路を一括管理し制御と保護、データ収集と解析、システム全体の監視、アプリケーションのリアルタイム診断、予知保全を実施する安全で柔軟なインテリジェントな低電圧の配電システムです。鉄鋼、化学、オイル、ガス、水処理等のプラントのプロセスの効率と信頼性を向上すると同時に、エネルギーデータを管理することによりアプリケーションのエネルギー消費とコストを削減します。
2021年に国内においてSivacon S8の設計、製造を開始し、日本の顧客の要望へのきめ細かい対応や国内でのコミッショニングの実施の体制が整ったことにより、この度、本格的に国内市場へ事業展開を開始することとなりました。シーメンスはSivacon S8の提供により、化学製品、素材などのプロセス製造産業におけるデータ活用によるデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献してまいります。
■継続的なエネルギーマネージメント
Sivacon S8に搭載されたサーキットブレーカ3WA/3VAや各フィーダーに搭載されたインテリジェントモーターコントロールユニットSimocode proはシステムの監視と保護に加えて電力監視機能と通信機能を標準装備しています。配電盤システム全体のエネルギー監視と負荷回路ごとの電力モニタリングをリアルタイムで実施します。配電盤とデバイスの状態だけでなく、エネルギー消費に関する透明性が高まり、より迅速な障害診断と予知保全が可能になります。
■システム統合管理でデジタル化を促進
Sivacon S8は通信機能を搭載した制御機器を介して設備全体のネットワークに統合され、上位管理システムにより包括的なエネルギー管理システム、または全体的な予知保全戦略に貢献します。また、シーメンスの分散制御システム(Distributed Control System、以下DCS)Simatic PCS 7によりシステム全体の設計、製造、インストールからコミッショニングまで統合した制御システムの構築が可能となります。さらに、シーメンスのクラウドベースのオープンIoTオペレーティングシステムである MindSphereとのシステム統合によりクラウドベースの分析システムの利点を活用することもできます。
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