- 2021/11/16 掲載
PwCコンサルティング、従業員向け幸福度マーケティングサービスの提供を開始
当社は、企業と、顧客をはじめとするステークホルダーの「幸せ」を中心とした長期的でサステナブルな関係性を構築する「幸福度マーケティング」(※1)を提唱し、幸せおよびウェルビーイングを軸としたパーパスドリブンな企業変革の推進に取り組んでいます。企業経営を行う上では、顧客だけでなく、従業員との関係性構築も重要です。幸せな従業員は生産性1.3倍、創造性3倍等のパフォーマンスを示すという先行研究(※2)があり、また、幸せは伝染するという調査結果(※3)もあることから、従業員の幸福は、その顧客にも波及すると考え、従業員向け幸福度マーケティングサービスを策定しました。
■従業員向け幸福度マーケティングサービスの特徴
従業員向け幸福度マーケティングサービスの特徴当サービスの主な特徴は以下2つです。これらを踏まえ、従業員を対象とした幸福度マーケティングの「診断」「分析」「打ち手設計」「KPI 設計・モニタリング」を行います。
1. 幸せ志向
仕事から得られる満足度に留まらず、従業員の「人生全体の満足度」まで高めることを目指し、従業員の人生の幸福という「幸せ志向」をデータで可視化します。従業員の幸福度を高めるための要因分析では、従来主流となっている従業員満足度/勤務先満足度(Employee Satisfaction、ES)や推奨度(eNPS、Employee Net Promoter Score)を測定する指標を組み合わせることも想定していますが、サービスの企画・実行段階を通じて目指すのは、従業員の「人生全体の満足度」である点が大きな特徴です。これは、「職場では、従業員の人生の幸福度を高めることまで踏み込むことで、幸せおよびウェルビーイングを軸としたパーパス経営を行うことができる」という幸福度マーケティングの思想に基づいています。
2. マーケティング志向
幸せおよびウェルビーイングに対する考えは、多種多様です。そのため、従業員のタイプごとに幸せな職場のあり方が異なるという「マーケティング志向」を取り入れ、従業員との関係構築を図ります。具体的には、従業員の幸福度を含む調査結果に基づき、クラスタリングなどの手法を基に従業員をセグメンテーションします。その上で、セグメントごとの幸せのドライバーを特定し、打ち手の設計を行います。
当社は本サービスの提供を通じ、「幸せ志向」「マーケティング志向」で経営を行うことにより、生産性・創造性の高い組織をつくり、顧客の幸福度向上にも寄与できるよう支援します。
※1 幸福度マーケティングwebpage(https://www.pwc.com/jp/ja/services/consulting/customer/marketing/well-being-marketing.html)
※2 Shawn Achor. The Happiness Advantage: The Seven Principles of Positive Psychology that Fuel Success and Performance at Work.2010
※3 James H Fowler, Nicholas A Christakis. Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal analysis over 20 years in the Framingham Heart Study. British Medical Journal. 2008
関連コンテンツ
PR
PR
PR