- 2021/09/02 掲載
IBM、新しいSASEサービスでゼロトラスト戦略の機能を強化
IBMの委託によりForrester Consultingが実施した最新の調査によると、調査対象組織の78%が、今後12か月以内でのSASEの実装に関心がある、もしくは実装を既に予定していることが示されました1。SASEでは、SDN(ソフトウェア・デファインド・ネットワーク)とネットワーク・セキュリティー・テクノロジーを1つのクラウドベース・サービスに包括することができます。SASEは新しいアーキテクチャー・モデルで、デジタル・トランスフォーメーションや、クラウドおよびSaaSアプリケーションの採用、リモートワーカーおよびお客様へのサービス提供を行う組織の要件に対応するよう、設計しました。
IBM Securityのゼネラル・マネージャーであるメアリー・オブライエン(Mary O'Brien)は次のように述べています。「ユーザーとアプリケーションが分散しているデジタルの世界では、ネットワーク・セキュリティーに対する従来のアプローチは実行できません。多くの組織は、ハイブリッド・モデルでのオペレーションを近い将来計画しているため、私たちはSASEへの移行を目の当たりにするでしょう。こうしたSASE移行のアプローチは新しいテクノロジー・アーキテクチャーに加え、チーム間の文化、プロセス、コラボレーションをシフトする必要があります。IBMのゼロトラスト・アプローチは、ビジネス・ニーズに焦点を当てることにより、Zscaler社との提携パートナーシップを通じて結集されたスキル、メソッド、ケイパビリティーを活用し、お客様のSASEへの迅速な移行を可能にします」
■IBM Security Services for SASEの発表
多くの組織にとって、SASEに移行することで、現在のセキュリティー業務を大きく変革することになります。セキュリティーチームとITチームは、システムを止めずにSASEソリューションを効率よく実装し、業務プロセスや社内環境の移行を短時間で行う必要があります。IBM Security Services for SASEは、組織がネットワーク・セキュリティーに変革をもたらし、独自のニーズに合わせたアプローチを適用できるよう設計しました。このアプローチにより、お客様はリモートワーカー、協業パートナーへのシームレスなアクセス、M&Aの実施、およびハイブリッドクラウドや5GやIoTのネットワーク・トランスフォーメーションといった、主要なビジネス・ドライバーに対応できるようになります。
IBMは、SASE実現に向け、お客様と共にSASE導入プランを策定します。導入プランは、関連サービス管理を含むお客様の環境を最適化できるセキュリティーのスペシャリストやクラウドのスペシャリストが主導し、推進します。また、IBM Securityの5段階の成熟度モデルに基づいており、お客様はビジネスの成果に焦点を当てた目標の成熟度を設定できます。IBMは、Zscaler社の市場をリードするSASEケイパビリティーを実行に移すゼロトラスト戦略、ベスト・プラクティス、およびメソッド(SASEへの移行を促進する管理プロセスやポリシーの策定など)を用います。SASEへの移行は、Zscaler社による認定済みのデプロイおよび統合に関する専門知識のサポートを受け、デジタル・ビジネスに適したペースで行われ、お客様は、業界をリードする世界的なマネージド・セキュリティー・サービス・プロバイダーであるIBM Managed Security Servicesによるメリットが享受できます。サービスには、24時間体制のセキュリティー監視、管理、および進化を続ける脅威に対するSASEソリューションの継続的な改善などを搭載しています。
その結果、SASEプログラムは組織がゼロトラスト・アプローチで優先度の高いビジネス・ドライバーを保護します。
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