- 2021/09/02 掲載
SCSK、NECと協業しマックスのデータセンターにファイルサーバー統合管理システム導入
1.経緯
マックスでは自社におけるDX推進の下、既存業務プロセスの見直しと重要課題である従業員の満足度向上を目指すため、業務負荷の要因となる紙文書の70%の削減を目標とした業務文書の電子データ化の推進を行っていました。
しかし、電子データ化を進めるにあたり、サーバー基盤の保存データ肥大化による容量が逼迫し、さらに多量に存在する古いデータなど、会社の情報資産をどのように取捨選択するかなど新たな課題も発生しました。そのような中、SCSKが提案する「NIAS」の導入で期待される改善策を採用した結果、自動的なデータ整理によるサーバー基盤のデータ肥大化の改善(10TB削減)から、ファイルの利用状況把握による情報資産管理の適正化、簡単かつセキュアなアクセス管理による不要な管理プロセスの排除まで実現し、業務の大幅な効率化へと導きました。
SCSKは、日本国内外のさまざまな次世代ITベンダーとの提携関係で培ってきた技術的知見を最大限に活かし、お客様の課題解決やDX促進に向けた最適なインテグレーションを行っています。本件においても、SCSKはマックスへ「NIAS」のPoC(Proof of Concept)実施による効果検証と評価、「NIAS」の販売、導入構築作業を行い、NECは「NIAS」の技術支援を対応しました。
2. マックスの「NIAS」導入とインテグレーションによる改善ポイント
マックスのサーバー基盤に「NIAS」を導入することで、以下の効果を実現し、高い評価をいただきました。
(1)データ肥大化の改善
・「NIAS」の検査結果を基に利用状況をグラフィカルに可視化し、問題点を把握。
・不要データの棚卸、アーカイブ化、重複データの消去、全体容量を削減することで高額なストレージを増設することなく、不要な支出を抑制。
(2)情報資産管理の適正化
・長期間未使用データやサーバー占有率の高い大容量データを識別、各部門の管理者に個別で通知し、管理者がファイルの確認・整理することで不要ファイルの削除を促進。
(3)不要な管理プロセスの排除
・サーバー基盤のフォルダ毎のアクセス権をワンクリックで可視化し、一目で利用者を管理。
・アカウント棚卸しの利便性を向上し、従来、アカウント数に応じて数十時間を要していた棚卸作業も数分レベルで確認や変更が可能。日々のアクセス権限管理も簡易的な仕組みを実現。
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