- 2021/09/02 掲載
ルネサス、フィールドプログラマブルクロック発振器「ProXO+ファミリ」を発売
クロック発振器の多くが特定の周波数に最適化されているのに対し、ルネサスのProXOは、位相ジッタ150fs以下の高性能かつ、I2Cインタフェース経由で周波数を設定可能なため、高い柔軟性を実現します。すでにXFシリーズ(プラスチックパッケージ)と、XPシリーズ(セラミックパッケージ)を発売しており、今回新たに温度変動を低減するTCXOを搭載したProXO+の第一弾製品として、XTシリーズ(プラスチックパッケージ)を発売しました。
ルネサスのデータセンタ事業部、タイミング製品担当 Vice PresidentであるBobby Matinpourは次のように述べています。「ProXO+ファミリは、通信、クラウド、コンピューティング市場にとって重要な機能である、優れた周波数安定性、良好なジッタ性能、高い出力周波数をすべての面で実現しています。さらに周波数を柔軟に設定可能なため、1つのデバイスを多くの設計に使用でき、お客様のBOMリストや部品調達、在庫管理などを簡素化します。」
■ProXO+ファミリの主な特長
・TCXO搭載により、-40℃から85℃の温度範囲で±3ppmの周波数安定性を実現
・I2Cインタフェースを備え、2.1GHzまでフィールドで周波数をプログラム可能
・135fs(typ.)の位相ジッタ(12KHz~20MHz)
・3.2×2.5mm、8ピン、プラスチックパッケージ
また、すでに2.5x2.0mm超小型パッケージ品で人気を博している既発売のProXO XF(https://www.renesas.com/jp/ja/products/clocks-timing/crystal-oscillators/xf-150fs-small-plastic-package-quartz-based-pll-oscillator?utm_campaign=timing_proxo_tcxo&utm_source=press_release&utm_medium=press_release&utm_content=xf_product_page)シリーズから、業界標準の3.2x2.5mmと5.0x3.2mmの2つのパッケージ品を発売しました。
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