- 2021/08/30 掲載
ダイエーとNTTデータ、レジを通すことなく決済可能な「ウォークスルー店舗」オープン
【背景】
少子高齢化が進む中、国内では労働力不足が社会問題となっており、特に労働集約型産業である流通・サービス業ではデジタル技術を駆使した業務効率化の推進が業界全体で不可欠となっています。また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて消費者の価値観や行動は多様化しており、できるだけ非対面・非接触で買い物を済ませたい、レジで並ぶ手間や時間を省きたいというニーズが高まっています。こうした社会問題の解決、ならびに消費者のニーズに基づく新しい買い物体験の提供の実現に向けて、ダイエーとNTTデータは、デジタル技術を用いたこれまでの取り組み(注1)で得たノウハウを生かし、新たなウォークスルー店舗をオープンします。
【店舗概要】
本店舗では、NTTデータのCatch&Go(R)(注2)サービスを活用しています。店舗の上部に設置したカメラと商品棚の重量センサーによって手に取った商品を認識できます。利用者は専用アプリをインストールした自身のスマートフォンを入店ゲートにかざし、欲しい商品を手に取って退店するだけで自動的にクレジットカード決済(注3)されるため、レジ精算やバーコードのセルフスキャンなどの作業が一切不要です。
また、同店舗は国内のウォークスルー店舗の中で最大規模の面積(注4)であり、冷凍商品などの多様な商品をそろえています。さらに弁当など賞味期限の短い商品の見切り販売をスマホアプリで通知することで、人手をかけずに購買機会を増やしフードロスの削減にも取り組みます。
今回の取り組みを通じて、オペレーションの運用などを検証し、利用者のニーズも踏まえてさらなる本格運用へつなげていきます。
注1 2019年9月2日NTTデータニュースリリース:レジ決済無しで商品購入、デジタル店舗出店サービスを提供開始 https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2019/090200/
注2 Catch&Goサービスは、レジ支払いをせずに、決済手段を指定したQRコードで認証入店することで、手に取った商品をそのまま持ち帰ることのできるデジタル店舗を実現します。今回のデータ解析は中国Cloudpick社と提携して実施し、利用者の個人情報は全て日本国内のデータセンターで管理します。
注3 NTTデータのスマホ決済プラットフォーム「CAFIS PittR」(読み:キャフィスピット)と連携し、消費者のクレジットカード情報を安全に管理しながら、クレジットカードの紐付決済を実現します。
注4 NTTデータ調べ
・「Catch&Go」、「CAFIS Pitt」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
・その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
関連コンテンツ
PR
PR
PR