- 2021/07/28 掲載
Maxim、Xailientとの組み合わせでIoT機器向けに超低消費電力顔検出を実現
〇MaximのMAX78000マイクロコントローラの詳細 >( https://www.maximintegrated.com/jp/products/microcontrollers/MAX78000.html)
〇XailientのDetectumニューラルネットワークの詳細 >( https://www.xailient.com/)
〇MAX78000とDetectumニューラルネットワークを組み合わせたデモ動画 >( https://www.youtube.com/watch?v=lDCcwBaKJDg)
家庭用モニターカメラ、産業用のスマートセキュリティカメラ、小売ソリューションなど、顔検出を必要とするバッテリ駆動のAIシステムでは、充電毎に出来る限り長時間の動作を実現するために低消費電力のソリューションが必要です。XailientのニューラルネットワークとMaximのマイクロコントローラを組み合わせることで、スタンドアロンアプリケーションに対応するだけでなく、顔検出時により複雑なシステムをウェイクアップさせる低消費電力の「リスニング」モードを備えたエッジ/クラウドのハイブリッドアプリケーションにおいて、全体的な電力効率を向上させ、バッテリ駆動時間を延長します。
XailientのDetectumニューラルネットワークは、フォーカス、ズーム、およびビジュアルウェイクワード技術が組み込まれ、従来のソフトウェアソリューションと比べて76倍の速度と同等以上の精度で映像・画像内の顔を検出して位置を特定します。さらに、この柔軟性に優れたネットワークは、家畜の飼育状況のモニタリング、駐車場の空き状況や在庫レベルの確認など、顔認識以外の用途にも利用することができます。
■主な利点
〇極めて長いバッテリ駆動時間と最高水準のエネルギー効率:Xailientのニューラルネットワークは、Maximの超低消費電力マイクロコントローラMAX78000が提供する演算効率と柔軟な低消費電力スリープモードを最適化します。これらの製品を組み合わせることで、コイン電池駆動のエッジ/クラウドのハイブリッドアプリケーションの動作時間を何年も延長することができます。
〇極めて高速な推論による精度向上:AIにおいて、速度は重要な要素です。推論処理を高速化すれば、リアルタイムに応答したり、複数の推論結果を短時間に平均化して精度を向上させることができるためです。画像内の顔をわずか12ミリ秒で検出することができるので、応答時間と精度の兼ね合いを柔軟に設定することができます。
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