- 2021/02/12 掲載
トヨタが食品開発=初の事業化、パンなど展開
トヨタ自動車が食品の開発を始めたことが12日、分かった。タンパク質が豊富な大豆入りパンなどを専門業者と共同で企画し、「ハッピーアグリ」という独自ブランドで展開している。トヨタは太平洋戦争後の食糧難の時代にドジョウの養殖などを研究したことはあるが、「食品事業を手掛けるのは初めて」(広報)という。
穀類などで作った健康に良い機能性食品の開発を進めており、第1弾として愛知県豊田市の業者と大豆パンを企画。穀物販売業の永倉精麦(静岡県長泉町)とも提携し、昨年12月に食物繊維を多く含む炊飯用大麦「毎日一膳
もち麦ブレンド」などを売り出した。
商品のパッケージには「ハッピーアグリ」のロゴマークを付け、それぞれの業者を通じて販売している。今後、状況を見ながら提携先や商品の種類を増やし、事業を広げたい考えだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕トヨタ自動車の食品開発事業「ハッピーアグリ」のロゴマーク(同社提供)
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