- 2021/02/11 掲載
蘭ビール大手ハイネケンが8000人削減へ、コロナ禍で利益急減
世界2位のビールメーカーであるハイネケンは、ドルフ・ファン・デン・ブリンク最高経営責任者(CEO)の「エバーグリーン」計画の下で、2023年までの3年間で20億ユーロ(約24億ドル)のコスト削減に取り組むと説明。組織の再編、複雑な製品構成の簡素化、製品数の削減、そして最も効果が低い支出の特定によって達成するとしている。
事業見直しによって、19年末時点の全従業員数の9%に相当する約8000人を削減。これに伴い4億2000万ユーロの費用を計上する。人件費は約3億5000万ユーロ削減される。
同社は、人々の集まりや飲食店などへの制限措置によって、21年の売上高、営業利益、営業利益率は19年の水準を下回ると予想。市場の状態は21年に徐々に改善し、22年はその傾向が強まるとの見通しを示した。
ハイネケンは一時的要因を除く営業利益率が23年までに17%に上昇すると予測。20年は12.3%、19年は16.8%だった。
20年の営業利益は35.6%減と、予想通りの落ち込みとなった。
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