- 2021/02/10 掲載
前場の日経平均は小幅続伸、TOPIXは連日のバブル後高値更新
日経平均は朝方から軟調なスタートとなったものの、依然として押し目買い意欲は強く、徐々に下げ幅を縮小。前場引けにかけては小幅高で推移した。
TOPIXは0.46%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3828億円。東証33業種中、ゴム製品、石油・石炭製品、輸送用機器、パルプ・紙など24業種は値上がり。一方、非鉄金属、建設業、医薬品、食料品など9業種は値下がり。
日経平均の短期間での急上昇を受け、市場からは「本来なら自律調整が行われてもおかしくはない。ただ、投資家の押し目買い意欲が強いほか、ワクチンの普及などで経済が正常化に向かう期待感が相場を押し上げている」(岡三オンライン証券のチーフストラテジスト、伊藤嘉洋氏)との声が聞かれる。
目先としては、「しばらくは2万9500円近辺のレンジ相場で足場固めの状態が続くことが想定されるが、国内でのワクチン接種、感染者数の減少、緊急事態宣言の解除など好材料が出れば、3万円を抜ける可能性が高いだろう」(伊藤氏)との見方が出ていた。
個別では、富士フイルムホールディングスが続伸し、4%超高で推移。昨年来高値を更新し、東証1部の値上がり率上位に入った。9日に、2021年3月期の連結営業利益(米国基準)予想を、従来の1430億円から1600億円に上方修正したと発表したことが好感された。
東証1部の騰落数は、値上がりが1073銘柄に対し、値下がりが1004銘柄、変わらずが109銘柄だった。
<11:18> 日経平均はプラス転化し小幅高、トヨタの決算発表に注目
日経平均はプラス転化し小幅高、前営業日比20円ほど高い2万9500円台前半で推移している。朝方からマイナス圏で推移していたが下げ幅を縮小、押し目買い意欲が強くなっている。市場からは「好決算を発表した銘柄を中心に物色が活発だ。きょうは後場に発表されるトヨタ自動車の決算にマーケットの関心が集まっており、先行きの見方に対して強気な姿勢が確認されるかどうか注目だ」(国内証券)との声が聞かれた。
<10:05> 安値もみあい、企業業績好調から下値では底堅さも
日経平均は安値もみあい。朝方は下振れして始まったものの、売り一巡後は下げ渋り指数は一進一退となっている。企業業績に好調な銘柄が目立つことから、売り込みにくい状態が続いており、下値では底堅さが感じられるという。
一方、短期的に急な上昇を演じたために、テクニカル面では過熱感を示す指標も目立っている。市場では「前日の騰落レシオは124.12%と買われ過ぎを示す120%を超えた。過熱感が生じると利益確定売りが出やすくなる」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。
<09:05> 日経平均は反落、急な上昇への警戒感から利益確定売り
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比93円38銭安の2万9412円55銭となり、反落してスタート。急な上昇に対する警戒感もあり、利益確定売りが優勢となっている。前日、好決算を材料に買われたソフトバンクグループが反落している一方、上方修正を発表したホンダは堅調な始まりとなった。
また、12日2月限オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んで、最終売買日である今日は思惑が生じやすいという。
<08:40> 寄り前の板状況、上方修正発表のホンダが買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、前日に業績見通しの上方修正を発表したホンダが買い優勢となっている。
一方、トヨタ自動車、ソニーも買い優勢、キヤノン、東京エレクトロンは売り優勢、ソフトバンクグループは売り買い交錯。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは売り優勢となっている。
東証第1部出来高上位50銘柄
東証第1部値上がり率上位50銘柄
東証第1部値下がり率上位50銘柄
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