- 2021/02/10 掲載
中国PPI、1月は前年比+0.3% 1年ぶり上昇
[北京 10日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した1月の生産者物価指数(PPI)は前年比0.3%上昇と、1年ぶりに上昇に転じた。伸び率は2019年5月以来の大きさだった。
工業部門の回復の勢いが増していることを示した。
ロイターがまとめたアナリスト予想は0.4%上昇。12月は0.4%低下していた。
消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%低下。アナリストの予想は横ばい。12月は0.2%上昇していた。
今年の中国経済は8.4%成長となる見通し。ただ、先月から首都北京周辺で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、生産の一時中断に対する懸念が高まっている。
中国は貿易統計や鉱工業生産、小売売上高などの主要指標について、1月分の公表は行わず、3月に1─2月分をまとめて発表する。このため、市場が中国経済の状況を評価する手がかりは少ないことになる。
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