- 2021/01/14 掲載
日本ユニシスグループ、「Azure VMware Solution」の提供を開始
【背景】
ビジネス環境の変化に迅速に対応するためクラウドの積極的な活用が求められるなか、現在運用しているシステムの信頼性、可用性を継続的に維持することが重要です。日本ユニシスグループは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に向けて、2018年に「クラウドDXセンター」を開設、クラウド利用支援サービス「CLOUDForesight」として、お客さまのオンプレミス環境をMicrosoft Azureへ移行するとともにDXにつながるクラウド活用を支援してきました。並行して自社のDX化も推進し、基幹システムのMicrosoft Azure移行を順次進めてきました。
自社の基幹システムの一部を構成するVMware仮想環境基盤は、高品質の運用を維持しつつも、ハードウエアのサポート終了や複数拠点に環境が分散されているという課題がありました。日本ユニシスグループでは、これらの課題を解消しつつ既存運用への影響を最小限に抑えるために、2020年9月に日本マイクロソフトが提供を開始したMicrosoft Azure上のVMware SDDC(※1)環境である「Azure VMware Solution」に着目し、正式提供前から日本マイクロソフトとヴイエムウェアの支援を受けながら検証を重ね、Azure Migrate(※2)を用いた事前検証によるコスト低減とVMware HCX(※3)を利用した移行により、短期間かつ最小限のダウンタイムで、複数拠点のオンプレミス上のVMware仮想環境基盤をAzure VMwareSolutionに移行・統合しました。
※1 SDDC:Software Defined Datacenterの略。VMware社が提唱するコンセプトで、ネットワークの制御をソフトウェアで行うSDNの概念をデータセンターに当てはめ、ネットワークだけでなく、データセンターにおけるすべてのITに仮想化を広げ、データセンターをまるごと仮想化しようという考え方。
※2 Azure Migrate:他のクラウド環境やオンプレミス環境で稼働しているマシンを「Microsoft Azure」に移行する際のサポートツール。
※3 VMware HCX:オンプレミスとクラウドのハイブリッド化を促進し、さまざまなVMware vSphereのバージョン間において、アプリケーションを自由に移行とデータセンターの拡張を可能にするプラットフォーム。
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