- 2020/12/09 掲載
NTTデータ先端技術、オンラインサイト提供事業者向け不正検知サービスを提供開始
「ThreatMetrix」は電子商取引に関するサイト提供者向けのサービスです。ユーザーの多様な情報(操作、入力情報、その他ネットワーク端末情報、処理要求内容等)に対して、米国LexisNexis Risk Solutions社独自のデータセンターに収集している全世界のオンライントランザクション情報をかけあわせ、"取引の危険度"を判断します。「ThreatMetrix」では「新規登録」、「ログイン」、「支払い」の多段なタイミングで、独自の行動分析技術をもとにしたユーザーの人格(ペルソナ)分析結果やデバイス情報等を紐づけて総合的に判断することで、リバースブルートフォース攻撃や、今までは検知が難しかった複数サイトをまたいだユーザー情報の連係を狙った攻撃等も、精度高く検知することができます。
サイト提供者は、「ThreatMetrix」から得られた処理の危険度を参考に、必要な場合にのみ追加認証の要求等を実施することで、不正ログイン・なりすましなどの不正取引のリスクを低減することができます。また、正規のユーザーには追加の認証等が発生しないため、ユーザーエクスペリエンス(UX)を阻害することなく不正取引を防ぐことができます。
今後NTTデータ先端技術は、本サービスの提供および、導入コンサルティング等により今後3年間で累計5億円の売り上げを目指します。
■背景
昨今、未だ世界中が新型コロナの影響下において、リモートワークや各種オンライン上での購買・バンキングなどの非対面での活動が増えており、それに伴い不正ログイン・なりすましによる被害も増加する傾向にあります。特に金銭を伴う取引において、リスクを低減することは非常に重要なセキュリティ上の課題になっています。
そこで今回、これらの課題を解決するべく米国LexisNexis Risk Solutions社「ThreatMetrix」の代理店契約を締結し、12月9日より提供開始することとしました。
なおNTTデータ先端技術は本サービスの提供に先駆け、情報通信業のお客さまに対して本サービスの試験導入を行った所、不正検知に関する有用性が確認されたため、10月1日より本格運用を開始しています。
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