• 2020/11/19 掲載

EUは予算巡る行き詰まり打開を、金融緩和も約束=ECB総裁

ロイター

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[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は19日、欧州連合(EU)の指導部に対して予算を巡る行き詰まりを打開するよう求めたほか、超緩和的な金融政策を維持するとの約束を改めて表明した。

総裁は欧州議会経済金融委員会で「『次世代EU』パッケージは遅滞なく運用されなければならない」と主張。「ユーロ圏経済は感染の急拡大や封じ込め措置の再導入により深刻な影響を受けると見込まれ、短期的な経済見通しにとって明白な下振れリスクとなっている」と述べた。

EUは新型コロナウイルス対策の一環で、7500億ユーロ規模の復興基金設立を計画しているが、ハンガリーとポーランドの反発で実現が遅れるリスクが浮上している。

総裁はまた、12月10日の会合で政策を緩和するとの約束を繰り返した。さらなる緊急の国債買い入れや銀行セクターに対する低利融資が焦点となっている。

総裁は「政策当局の重要な課題は、ワクチンの接種が十分に進み、自律的な景気回復が可能になるまでの期間をつなぐことになる」と指摘。ECBの任務は、低い借り入れコストを「維持」することになると述べた。

エコノミストは、ECBが借り入れコストの引き下げを検討するとは限らないと指摘。借り入れコストはすでに過去最低水準にあり、そうした状況の長期化を目指すのではないかとの見方が出ている。

総裁は「望ましい金融状況について考える際に重要なのは、金融状況の水準だけではない。政策支援の期間も重要だ」と述べた。

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